第7章
「何もできない鈴木」
何もしない研究を続けた結果
外注マスターの本質に迫る
1人でできることはちっぽけすぎる
ここまで散々偉そうなことを言ってきましたけど、鈴木ができることなんて本当にちっぽけなんです。
そもそも大したことはできないし、自分より仕事上手な人は大勢います。外注さんや人との繋がりを通して、自分は1人では生きていけないってことを思い知りました。
外注さんとの関係を通して、「謙虚になった」ということでしょうか?
そうかもしれないですね。他人様に感謝する機会がすごく増えたし、毎度毎度、自分1人の成果じゃないなって本当に思います。事業計画を立てたのはもちろん自分ですけど、だからといって自分が偉いなんて1ミリも思ってないんですよ。自分だけオイシイ旨みを吸ってやろう、なんて気持ちも全くないですね。
プロジェクトを進めるとき、たくさんの人が関わってくれるので、「オレのおかげだろ」みたいな態度をとらないように気を付けてるんです。調子に乗っちゃいけない。「○○さんがいるから、できているんだ」という気持ちを、絶対に忘れないようにしていますね。
この電子書籍だって、そうです。自分が好き放題に話をしてますけど、こうやってインタビューしてくれる方々がいなければ、完成しなかったと思ってます。わたしはただ、お喋りをしてるだけ。むしろ、作品の半分は、あなた方(インタビュアーさんや外注さん達)のものだと、周りに言ってもらって全然OK!
「この作品の裏方を手がけた」って自信を持って欲しいですし、「ぜひご自身の実績にしちゃってください」と伝えております。ワーカーさんは仕事をとるためにポートフォリオ、いわゆる過去の作品集って、自分の実力アピールのために必要なんですよね。鈴木が依頼したワーカーさんの多くは、「自分の実績にしたいです」っていう方が多いので、「どんどん使ってくださいね~」っていつも素直に伝えてます。
最近では、そういうワーカーさんのためにも、「自分に何か協力できないかな? 役に立ちたいな」って思うようになってます。しかし、お金払って納品してもらってるので、著作権だけは鈴木側に、しっかりと頂いてますよ(笑)。
おかげ様の精神
「おかげ様の精神」が非常に強くなりました。他人に感謝する。そして、お返ししたいっていう気持ちも、どんどん強くなってきました。ワーカーさんも普段の生活があっての仕事なので、その背景には家族や仲間がいるはずなので、感謝の精神がいつも念頭にあります。
1人では何もできない。この電子書籍を作るのも、1人じゃ無理でしたね。やろうと思ったらできるかもしれないけど、1年は掛かりますね。いや、1年掛かってもできないんじゃないですか? 途中で疲れ切ってやめちゃうかもしれないですし、わたしの性格上、途中で投げ出して絶対に終わらないと確信してます。
人間関係の構築がすべて
ここまでの結論になりますが、外注マスターになるためには「良好な人間関係の構築」がすべてです。
もちろん、ノウハウやアイディア、知識も最低限はあった方がいいでしょう。しかし、いちばん大事なのは、「他人を喜ばせたい」という気持ちや、「信頼関係」です。つまり、「お互いに感謝し合える関係」でいられることだと思うんですよね。
もちろん、仕事なので、ミスやトラブルはつきものです。そんなときこそ、しっかりと相手と向き合い、反省し、お互い勉強できるかが重要なんです。そうじゃないと、指摘で終わり、責任を押し付けあったり、犯人捜しになり、関係性が長く続かないんですよね。「面と向かって歩み寄る精神」をベースに、良い人間関係を築けるかどうかなんです。他人に媚を売るわけじゃないですけど、言葉使い1つ、態度1つで、無意味に他人様に嫌われないようには気にかけています。
今の鈴木にできること
今の自分にできることは何なのか…それは、「コミュニティの提供」です。楽しい環境作りだったり、みんなが成長しながら喜んでくれる様な、場の設計をすること。これが自分の役目だと思ってます。
あと、わたしは「好奇心旺盛で前に進んでいくタイプ」なので、「常にチャレンジする姿」を、周りに見せていきたいなって思ってます。上手くいったパターンも、失敗したパターンも。ありのままの姿を、皆さんに見せてあげようって思ってます。
それが、今から一歩踏み出す人にとって勇気になり、「自分もチャレンジしてみたい」っていう気持ちになる方もいるかもしれませんからね。
全てのチャレンジを、ゲーム感覚で楽しんでいる姿を見せることです。実際、全ての仕事がゲーム感覚なんですけどね。「仕事って面白いよ」ってことを、仲間に伝えたいんですよ。素直に面白いなって思えることを、鈴木は仕事にしてます。
三方よし理論
「外注マスター」のモットーは「仲間と共にWIN – WIN – WIN」です。
自分もよし、外注さんもよし、それを納品する先方さん、購入者さん、世の中もよし。「三方よし理論」でやらないと、長く続かない。この理論を活用することが、「外注マスターとして勝ち続けるコツ」ですね。
何度も言いますが、自分一人でやれることなんて本当にちっぽけなんですよ。鈴木のやっている10%はもちろん重要だけど、それ以外の90%がないと結果は出せない。その90%をやっていただける方と良い関係性を築けるのかっていうのが、成功し続けるための鈴木の法則、いわゆる10:90の法則のポイントですね。
何もしない研究を重ねた結果
「日々、感謝の気持ちを持ち、あとは他力本願! 果報は寝て待て」。これが鈴木の集大成の思考です。
何もできない鈴木が「何もしない研究」を誰よりも続けてきた結果であり、これがサボりたがり症候群の人間の結論なんです。このような研究を重ねたおかげで、ストレスなく仕事ができて、仲間と楽しく稼げるようになりました。
そんな鈴木の頭脳を、丸っと詰め込んだものが、「外注マスタークラス」です。
まさに。鈴木さんのリアルな行動を、見ることができるんですね。
そうですね。鈴木の行動が見たければ、ぜひ「外注マスタークラス」にお越しください。
好き放題に仕事して、たくさん遊んで、たくさん寝て。それでも、そこそこ稼ぐ姿が見れると思いますよ(笑)。